滋賀県守山市で三代続くばら農家、Rose Farm KEIJIさん。
代表のばら作家・國枝啓司さんが手がける「和ばら」は
いま世界中で注目を集めているばらのひとつです。

もともとお父様の農園でばらを栽培していた國枝さん。
主にヨーロッパから輸入されてきた品種を手がけていました。

現代の日本で「ばら」といえば欧米発祥というイメージが強いですが、
実際には「万葉集」「源氏物語」「古今和歌集」にも登場する、
古来日本から自生していたポピュラーな花です。
日本古来の品種に、のいばら、はまなすなどがあります。

國枝さんは「日本古来のばらを表現したい」と配合や品種改良を重ねるうちに、
奇形種の誕生に遭遇します。通常のばら農家ではそれらを切り捨てるのですが、
そこに「魅力」を発見した國枝さんは、そんな偶然を必然に変え、
我が子のようにオリジナル品種として育て、作品として発表しました。

その数、もはや60種近くに迫ろうとする勢いです。
(2018年秋現在)

これはまさしく、國枝啓司さんが愛情を込めて育んだ
「和ばらという、壮大な家族の世界と物語」です。

この世界観に心をうたれた私は、そんな和ばらと、
近江の人と土でつくられた信楽焼を組み合わせ、
「和ばらの家族写真」という作品として発表しています。