一億総カメラマン時代だから
フォトグラファーはもう要らない?

滋賀県近江八幡市を拠点に、滋賀はもちろん、京都・名古屋・大阪・神戸・三重、どこへでも出張ロケーション撮影しますよ〜! 近江商人の家族写真家ハマノジョウスケです。

前回の記事の続きで、今日も私たちの撮影あるいはアルバムやプリント制作の信条についてお伝えしようと思います。撮影料出張料のご案内をご覧いただければおわかりかと思いますが、決して安い買い物ではないことは重々、承知しています

一方、それだけの価格に見合ったものをご提供している、という自負と確信があるのです。………でも、今日はその結論までいかない可能性大………。

いまどき、誰にでも撮れる?!

最近は「誰でもスマホで撮れるから〜」という声をよく聞きます。

………そうですか、では、その写真を雑誌社に持ち込んで売ってみてください(笑) 表紙や見開きの2ページで使えるかどうか、試してみると良いでしょう。実際にスマホの写真をA4とかA3のカラープリンタで出力してみると良いですよ!

あるいは、誰かの写真を撮ってあげて「撮ってあげたから、お代を払ってもらえる?」とチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

お友達から評判の風景写真をポストカードに印刷して、実際に売ってみるのもいいでしょう。以前、私の写真教室の受講生にかなり生意気な人がいたのでそのように伝えましたら、結果的には尻尾を巻いて逃げ出してしまいました(苦笑)

いずれも100人いたら、95〜99人ぐらいが挫折しそうです。いや、するでしょうね…。

もし、実際に「自称アマチュア」で撮影料を払ってもらえる人がいたら、本当にそれなりに写真が上手なのか(ラッキーパンチとか奇跡の一枚も含めて)、もしくは実質的には、ゆすり・たかり・搾取・他の取引上の対価のいずれか、だと思いますね(笑)

4K動画から写真を切り出せばいい?

他に聞く主張として「もはや、写真なんて動画から切り出せるもんね〜」とか。これも一部正しく、一部間違っていますね。実際にその作業をやったことのない人が空想でモノを言っているのが、私にはよくわかります。

動画は、当たり前ですが、1秒間に24枚とか30枚とか60枚の静止画が連続再生されているものなので、実際にそのなかから静止画としてセレクトするには相当な根気が必要です(笑)

そもそも、1秒間に30フレームとか、60フレーム(60枚の静止画)で撮影した10分のビデオからベストショットをセレクトするのに、どれだけの時間と労力がかかるか、考えてみれば誰でもわかりますよね?

1秒間に30フレームで、1分あたり180枚。60フレームだと1分あたり360枚ですよ!! それが1時間となると、×60です!!!!

結婚式ともなると、ぶっ続けて6時間とか記録したとして、そのなかから「これぞ!」という静止画を探す労力………想像してみてください………。僕ら、フォトグラファーですら、1日の撮影で1000枚以上撮影して、そこから厳選したり、仕上げるのに、膨大な時間がかかるんですから………(苦笑)

言っておきますが、動画の編集担当や撮影後のセレクトという作業は皆さんが想う以上に、相当、大変なんですよ…。

映像から写真を切り出すのは
結局のところまだまだ「空論」

写真のように目の前の光景を一瞬で切りとる! みたいなことは、実際には動画でやっちゃうと膨大なコマ数のなかから探すことになり、超とか弩級がつくほど非効率的な作業なのがおわかり頂けましたでしょうか…。

将来的にはもちろん、AI機能が発展してカメラが自動的に「これ、使える静止画ッスよ」と提示してくれるようになるとは思いますが、人工知能が人間の心の機微を理解するにはまだしばらくの期間が掛かるでしょう。

それにね、どこまでもつきまとう「手ぶれ」という問題は、かなりの割合で撮影側の問題でして…。訓練しないことには身につかないんです…。カメラやレンズの手ぶれ補正信者の方も世の中に蔓延していますが、手ぶれ補正だって結局、万能ではありませんからね。そもそも、機能上の限界を超える手ぶれに対応できるわけがないんですから。

しばらくの間(少なくともあと5〜10年ぐらい)、動画は動画、静止画は静止画として分けて考えた方が良いでしょうね。それに、もし動画からAIが自動的に写真を切り出してセレクトする時代が来たとしても、そのことに嫌悪感を持ったり拒否反応を示す人もおそらく根強いのでは?と思っています。

なので、静止画としての写真は絶対になくなりません。

言われたものを撮るだけのカメラマンは不要になる、
しかし真のプロフェッショナルやアーティストは…

静止画、つまり写真はなくなりません。

ただし、確かにAIや機材の発達によって「撮れ」と言われたものを撮るだけの仕事は確実になくなっていくでしょう。

一方で、おそろしく高値をつけるフォトグラファーは世の中にたくさんいます。

たとえば、結婚式でいうとアメリカには1回の撮影料が1万ドル、とか、2万ドル、というフォトグラファーが普通にいます。さらには、風景写真1枚を「億」単位で売っているようなフォトグラファーも。

もはや、プロフェッショナルを超えて、アーティスト、なんですよね。

では、「カメラマン」と「プロフェッショナルなフォトグラファー」あるいは「アーティスト」の違いとは何でしょうか?

今日も、話は尽きませんが…

次回に続く、とさせていただきますね。たぶん、寄り道とか脱線とかしそうですが(笑)