近江八幡を拠点とする家族写真家ハマノジョウスケです。

「マタニティフォト」というと、なんだか女性だけのもの、という印象を与えてしまいがちです。どこか、男性や夫の立場のひとたちが置き去り、おざなりになっているようで、私はちょっと寂しく思うんですよね。私が男性だからかもしれませんが…。

ちまたで流行している家族写真、キッズ写真には、私、正直どことなく違和感があります。なぜかというと、「亭主元気で留守がいい」という昔懐かしいテレビCMのキャッチフレーズを思い出してしまうんですよね………苦笑

もちろん、女性ソロでお撮りする美しいマタニティフォトも重要だと思うんですけど、私にとって「家族写真」の定義は、あくまでも「家族全員でそろっている写真が最低1枚はあること」で、家族の定義とは「家族全員が『これが家族」と思っている範囲」なので、おなかのなかの赤ちゃんも家族全員でそろった想い出をつくり、それをカタチに残すことが大切で、そんな家族写真の撮影体験をご提供していきたい、と思っています。

実際、お客様からも「マタニティフォト、というより、いまの家族写真が撮りたいんです」というご要望を頂戴しました。そんなお客様からのご要望にお応えするかたちで誕生した新・撮影プランが「妊娠しているいまの家族写真」です。

冷静に、考えてみてください。

この宇宙、もっといえばこの地球が誕生してから現代の21世紀になるまで、世界中のほとんどの人々は、個人的な日記という手段以外の方法で、自分たちの人生に於いて途切れることなく想い出を写真や日々の営みを記録、発表し続けることはできませんでした。

私たちの小さい頃、誰しもが「うちのお父さんとお母さんは、本当の両親なのか?」という疑問を抱いたことがあるはずです。ときには壮大かつ矮小な親子喧嘩、ときには何らかの物語に触れることによって………。

けれど、「妊娠しているいまの家族写真」とか「病院で産まれたばかりの家族写真」とか「赤ちゃんの等身大フォト」などが小さい頃から当たり前のように存在していたら、そんな疑惑は一瞬で晴れて消えてしまいます。もちろん、親御様の事情で離婚や再婚、というケースはあるでしょうが、それでも確かな両親の存在を感じられることは、間違いなく、子どもたちにとって大きな力になるはずなんです。

しかも、両親の愛のもとに産まれてきた、という確かな証を残し、それを産まれてきたお子様にプレゼントすることができたら、その子の人生は大きく変わるのではないか? それも、良い方に。

………私は、そんな仮説を立てています。

人間にとって一番深く、辛い感情というのは、おそらく「自分は望まれてこの世に産まれてきたのではない?」というような、潜在意識や無意識の領域にある「怖れ」だと思うのです。

日常的に生活していて気づかないようなものだけれど、そんな無意識レベルの重荷を心の深いところで重荷を抱いているとしたら、きっと人生のどこかで大きな妨げになってしまうのではないでしょうか? たとえるなら、深い海底に重い錨(いかり)の根を張っているような状態です。

けれど、大勢に祝福された素晴らしい結婚式の写真、そして妊娠しているいまの家族写真、赤ちゃんが産まれたときの等身大フォト………。そういった撮影体験や想い出づくりを通して、子どもたちに「あなたたちは、大勢から祝福され、愛されて生まれてきたんだ」ということを伝えられたら、愛と信頼をベースに、勇気をもって生きていけるのではないでしょうか?

私は、そんなふうに思いながら、家族写真を撮り続けています。共感していただけた方にはぜひ、「お問い合わせ」フォームからお問い合わせをいただければと思います