2012年3月、大学時代の友人(男性)が結婚するということで群馬県高崎市のホテルへ赴きました。

偶然というものは本当におそろしいもので、新婦のお父様は埼玉にお住まいながらも、ご出身がなんと南三陸町でした。私の人生を慎重にリサーチしますと、驚くべき偶然だらけで枚挙にいとまが無く、これを私は「ネタまみれの人生」と呼んでおります。ちょうど同年2月にまた南三陸町へボランティアで訪れたところだったので、もはや南三陸町とのご縁は偶然というのが憚られるような気持ちがしていました。

御母様を早くに亡くされた新婦のお父様は、新郎のお父様がご挨拶している間、ずっと深く、花束を抱いたままこうべを垂れていました。その姿はまるで、亡きお母様と一緒に皆さまへの感謝、御礼を伝えているようでした。

このときの新婚の友人夫妻は、私が南三陸町に移住した後の同年冬、親戚への挨拶回りを兼ねて私の元を尋ねてきてくれました。いったんは南三陸町の町民になりましたが、かの町を離れてはや6年以上が経ちます。

それでも、いまもなお、南三陸とのあいだには何らかの深い縁を感じざるを得ません。私は決して東北、南三陸のことを忘れたわけではありません。

本当のご縁があるのだとしたら、きっとまたいつか必ず、訪れる機会があると信じています。