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Gontiti/The Best of Gontiti Works

 これまでテレビやCMに使われてきた曲を中心に、前アルバムの「踊れるゴンチチ」をプラスアルファした、なかなか美味しいどころ取りのベストアルバム。誰しもテレビで聴いたことある曲がたくさん入ってますので、帯にある「あ!この曲もゴンチチなんだ!」はなかなかウマイ表現だなぁと思いますね。全体的にはいつもの静かな曲調とは変わって、楽しい感じの曲が多いので、ちょっとウキウキしたときにどうぞ。


CALM/Moonage Electric Ensemble

 前作は地球の黄昏というイメージでしたが、今回は月。スピリチュアルなのは当然ですが、ちょっと泣きたくなるような切なさが詰まっています。


CALM/Shadows of the Earth

 すごくスピリチュアルなサウンドが鮮烈な、CALMです。かなり癒し系入ってます。タイトルにある通り、黄昏を強く感じさせます。早朝とかに聴くとシチュエーションとしては最高です。


compiled by Bob Jones/Jazz Spectrum 2

 COSMIC VILLAGEがカヴァーした"Trinkets & Things"の原曲が聴きたくて、HMVで検索して発見。というのも、いつもよく行く、N.V.CAFE*で掛かっていたのがどうしても気になったからです。買ってよかったなぁ、とつくづく思います。カヴァーよりもずっと上品に仕上がっていて感動的ですらあります。聴き心地もよくて、ふわふわと浮かんでいるような気分になってきます。その他の曲はというと、わりとファンクな曲が多いです。もちろん、フロアで掛かるようなオールドジャズも入ってますので、楽しいこと請け合い。


CLEMENTINE/EN PRIVE

 これも駐車料金1時間の帳尻合わせで買ってしまった1枚です。92年とかなり古い作品ですが、ゴンチチ、田島貴夫、井出靖とそうそうたるメンバーが関わっていて「買い」でした。アルバムとしては、昨今のクレモンティーヌの楽曲よりずっと静かで、落ち着いた感じがするせいか、新鮮です。もちろん、夏を涼むにはもってこいの曲ばかりで素敵なひとときを過ごすことができます。例えて言うなら、ゴンチチ色を前面に押し出したクレモンティーヌ。かなりオツです。部屋の空気が実際の気温よりずっと涼しげに感じられます。すでに僕の心は、避暑地に飛んじゃってます。


mixed by Jazzanova/Berlin : Sound of the City

 お馴染みJazzanovaのサウンドです。今回は全体的に静かで、ハウスやドラムンベース色を取り入れつつも、統一された空気はさすがです。部屋でゆっくりと聴くも良し、真夜中のドライブミュージックにも良し、ムードもあるので彼女とかと一緒に聴くのも良いですね。踊り狂うというよりは、きらめく夏の夜にしっとりといった感じがします。ちなみに、これは新宿のタワーレコードで買いましたが、品揃えや演出が本当に素晴らしく、感動しました。


Gontiti/Red Box

 「今回は踊れるゴンチチです」なんて書いてあったのだけど、聴いて納得。メインはもちろん、いつもの上品で大人びたハイソサエティな匂いプンプンなゴンチチのリラクゼーションサウンドなのですが、どうしたことかクラブテイストなノリが2曲ぐらい入ってます。こういうノリがもともと好きな僕としては、たまらなく嬉しい。ジャケットも妙にアヴァンギャルドというかポップというか、斬新な雰囲気を醸し出していて、ゴンチチの遊び心と余裕が伝わってきます。音楽だけでなく、ジャケットなども含めて、トータルな作品を通じて、人の気持ちをハッピィにする彼らの懐の深さには脱帽です。この夏、超オススメな1枚。ジャケットを開いたときの絵柄がポップで遊び心満載。こういうさりげなさが素晴らしいですね。


Various Artists/the best latin party album

 夏といえばラテン。そう思って、すでに春先に名古屋パルコで衝動買いしていたアルバム。ジプシー・キングスの「バンボレオ」、ランバダ、セルジオ・メンデスの「マシュ・ケ・ナダ」、クインシー・ジョーンズの「ソウル・ボサノヴァ」、その他「ライト・マイ・ファイア」など節操のないセレクトぶりが実にラテンっぽくて良いです。  これがあれば、夏は乗り切れます。


CLEMENTINE/COULEUR CAFE

 御馴染み、クレモンティーヌです。僕自身、まさかこんな音楽を聴くようになるとは思っていなかった、イケイケのアッパーなサウンド大好き人間だったのですが(それでクラブの音楽なども聴くのが好きなわけですが)、リラックスしたり、暑い夏を涼しげに感じさせてくれる音楽の力は本当に素晴らしいなぁ、と感じることしきりです。


Gontiti/Strings with Gontiti

 東京の友人がつれていってくれたコンサートで、すっかりゴンチチになじんでしまいました。このアルバムは98年夏の作品だけど、全然古びてません。瑞々しさは新鮮なまま。ゴンチチって本当に「変わらない価値観」を持っている貴重なアーティストだなぁと感心します。前作"DUO" と比べても、全体的に静かな曲調が多く、ベッドサイドミュージックにはもってこいです。ちょっと切ないメロディが良いですね。


CLEMENTINE/HEURE D'ETE

 プロデューサーの井出靖氏が気になって買ってみた一枚。楽曲提供などには大沢伸一、小西康陽、田中知之、ゴンチチ、マンディ満ちるとそうそうたるメンバー。軽快なボッサにメロウな歌詞で、意外と泣けるちゃいます、コレ。フランス語だから聴いてるだけ  じゃわからないので、もちろん対訳を見てほしいのですが。一年中夏時間に嘘偽りなしの涼しげな雰囲気は素晴らしいです。


compiled by Toshio Matsuura/NIGHT TRIP

 United Future Organizationの松浦さんのリミックス・コンピレーションアルバム。JazzanovaのCIRCLESと同じシリーズで、ジャケットのイラストは今作も赤江橋さん。躍動感溢れるアートです。音としては、松浦さんお得意のイケイケ調と思っていたら、ちょっと落ち着いた感じで、まさにNIGHT TRIPに相応しいムードを演出してくれます。


Various Artists/PUNCH THE MONKEY! 2

 大ヒットかました前作より、遊び心は満載かも。とにかく元ネタのセリフを多用して、イカしたリミックスに仕上がっています。オススメは「パンダとササノハ」ことクボカツさん&ジュンコさんの「ラヴ・スコール」。聴けば100%、フジコちゃんに惚れちゃいます。「教えてあげてもいいけど、私の仕事の邪魔しない?」だなんて……火傷注意!! 小西康陽さんの曲も秀逸。東京スカパラやポリシックスなど、ジャンル無関係に参加しているリミキサーはユニークだと思いました。


Gontiti/DUO

 なんだか最近、精神的に疲れているなぁ、というときにはコレをオススメします。いつもクラブでかかるような曲みたくノリノリでアッパーなのは辛すぎます。そんなときに、大学時代からの友人が東京訪問の際にプレゼントしてくれたこの1枚を思い出しました(実はその友人は、ゴンチチが所属する音楽プロダクションに勤めていたのですが^^;)。静かに弾かれるアコースティックギターを聴いていると、とても落ち着くのです。優しさが満ち溢れた、癒しの一枚です。


BALANCO/MORE

 ボサノヴァって、興味はあったんだけど、なんかのんびりしてるしなー、と基本的にアッパーな趣向の自分としては試聴コーナーを設けてくれたタワーレコード名古屋パルコ店に感謝。生活の彩りが変わる音が満載、実にシャレてます。ボサノヴァの基本ともいえる曲を押さえつつ(当然シャバダバダな曲も!)、Jazzanova のリミックスは、グルーヴィなベースラインに小刻みなパーカッションに思わず身体が揺れること間違いなし。ジャケットも実にクールで、バランソ、只者じゃありません。