「なんでポートレイト、人を撮るのが好きかと言えば、それは寂しがり屋だから。私という人間を憶えておいて欲しいから。写真が人に勇気、元気、愛、力を与えてくれることは、ずっと撮ってきてわかっている。だから人を撮ることで私は、その人に自信や元気、いろんなものをプレゼントできる。写真を撮ることは、私が役に立つ人間になれると言うことの証明です」
コマーシャルフォト2010年5月号、レスリー・キー インタビューより
たまたまテレビ番組で観たレスリー・キーの特集が心に刺さった。そのパワーに導かれて、さっそくコマフォトの特集号を買って貪り読んだ。
もともと写真やカメラが好きだったわけでもなく、単に家族を撮りたいからフォトグラファーになった私にとって、このインタビュー記事はバイブルと言っても過言ではないぐらい、共感の嵐だった。
彼のメッセージを何度も繰り返し読み、”SUPER TOKYO”という東京・表参道ヒルズで開催された写真展にも出かけて、希少な写真集も手に入れた。
ブライダルのハイシーズンの真っ只中、前職では到底考えられないレベルの年収に落ち込んでいたなかで往復に2万円以上、写真集も1万円以上、出費としては激痛だったが、それだけの価値があった。
ポートレートなど人間を相手に撮影する人にはぜひ一度は読んでいただきたい内容です(なお、上記リンクはアフィリエイトではありません)。