明日納期の撮影データ制作中のかなり大きめの地震。
警報が鳴るわ鳴るわ。大津波も来なかった高台に住んでいるとはいえ、本気で「恐怖」を感じた。
今秋、南三陸に移住したわけだが、当然僕は被災していない。けど、今日、そのほんのごくごく一部、割合にすれば数万分の一ぐらいだと思うけど、被災された方々の「恐怖」というものに少し触れた気がする。
それは、言葉で到底形容のできないようなものだ。3.11をこの地で経験した方々の恐怖や想像するにあまりある。
一人暮らししているおばあちゃんのMさんは、一人でリュックを背負って玄関を出ようとしていた。 「ここにいるほうがたぶん安全だと思うので、ご一緒させてもらえませんか?」と声をかけて、Mさん家で過ごさせてもらうことにした。「誰も声かけてくれなかったんだよ〜、ハマノさんだけだった〜」と悲しそうだった。
「津波も3回あったし、大火事もあったし、戦争でB29もやってきたし、いろんなことがあったんだよ〜」 もう80代も後半、大正生まれというMさんと、二人でああでもないこうでもないと雑談で気を紛らわせてようやく警報が解除された。
ドッと疲れました。そして残った、仕事の山。