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人には誰しも、故郷と思える場所がいくつかあると思う。
立命館大学・衣笠キャンパスで青春(特にサークル活動等)を過ごした人にとっては、東門を出て右手に少し歩いたところにある無限洞(むげんどう)という喫茶店もそのひとつではないでしょうか。自分もそうです。
1回生から3回生の夏まで生協学生委員会(通称GI)で土日以外のほぼ毎日、朝から晩まで(ときには日付が変わって朝まで、文字通り)死ぬほど活動していましたが、打ち合わせといえば(部員は下宿生が大半を占めていたので食事を兼ねて)無限洞を始めとする東門周辺の喫茶店や食事処。
3回生のときGIに入ってきた後輩に至っては、なぜかそれに留まらず、遂にはマスターと結婚してしまったのでした………。
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このお店で「ジンジャーエールといえば、ウィルキンソン」を教わった田舎坊の私。いまでもウィルキンソンのこの瓶を見るたび、無限洞を、故郷を思い出すのです。