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Jazztronik/Nu Balance session 2
わりとゆるめのBPMだった"1"と比べて、こちらはもうちょっとアッパーな、ノリノリ感が楽しい一枚に仕上がっています。エレピが綺麗な旋律で心地いい"For
a long time after"、変則的なビーツでぐいっと身体を揺らされる感じの"Dizzin'"、ストリングスで清々しい風を感じる"Spur"、そして以前紹介した"inner
flight"などなど、とにかくグイグイと引っ張ってくれる一枚です。
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compiled by Shinichi Osawa/real 2 step
2ステップって踊りにくいし、とっときにくいよなーって思ってましたが、先日の名古屋オゾンであった大沢さんのDJツアーで、それは間違いだったな、と考えを改めさせられました。ショップでも2ステップが多くなってきて、どれを買ったらいいものか悩んでいたら、なんか会社のなかに転がっていて、おいおいおい・・・みたいな(笑)。リズムが単調でボーカルも抑揚がないなんていう人もいるみたいですけど、全然そんなことありません(そんなこと言ったらハウスもボサノヴァも否定してるのと一緒)。綺麗な曲、熱い曲、ちゃんと個性があります。できれば大音量で身体を揺らすのが最高ですね。
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COLDFEET/FLAVORS
COLDFEETの"FLAVORS"という曲をメインにした、リミックスのマキシシングルです。大沢さんも"Carlos
Murphy Remix"と題して参加していたり、Truby TrioやFrancois K.もリミックスを手掛けていたりと幅広いミュージシャンが関わっているせいか、同じ曲でも何度聴いても飽きません。ボーカルの声も低いハスキーがかったボイスで良いです。
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MONDAY michiru/Fallin'
VOGUEの表紙か?と思わされる、この華麗なジャケットに惚れて買ってしまう人も多いはず。マンデイ満ちるの4シーズンシリーズの、秋編になります。ちょうどお子さんが生まれる前後の作品だけあって、愛情たっぷりに、なおかつ、落ち着いた声で歌ってくれているので、聴いていてもすごく落ち着きます。前作がなんだか妙に舞い上がっている感じだったのに、今回はマンデイさん本来の良さが滲み出ているように思えるのは気のせいでしょうか。秋といえば別れを想像してしまいますが、この"Fallin'"はそんなことを微塵も感じさせません、そんなところが好きです。
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mixed by DJ TOMO/IBIZA! Balearic House
巷で話題のIBIZAですが、コレはトランスというよりもろ、イケイケハウス。朝、無理やり起きるときにいいだろうなあ〜と思って、思わず買ってしまいました。しかしながら、このイケイケ具合、なんだか妙だぞ、と思ったら、レコード会社がエイベックスでした。なるほど、納得。今度はもうちっと、チルアウトなやつを買ってみたいですね〜。
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m-flo/THE REPLACEMENT PURCUSSIONISTS
m-floのリミックスアルバムです。須永辰緒氏、U.F.O.、小西康陽氏、テイ・トウワ氏などがサウンドハイジャックを起こしたという設定で、最初から最後までグランドホステスのナビゲートで楽しませてくれます。オススメはやはり、須永さんのリミックス。これまたフロアで熱くなること間違いなしの秀作です。
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compiled by Rainer Truby/Glucklich II
これも、ドイツは Compost レーベルから、Rainer Truby が出している(ドイツ解釈の)ブラジル音楽のコンピレーションアルバムです。Iよりも歌モノが多くて、特に女性ボーカル。いいです、聴き惚れます。ジャケットのフォルクスワーゲンのバスもいいですしね。肩肘張らずに、気持ちよく聴けること間違いなしです。
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compiled by Rainer Truby/Glucklich
フォルクスワーゲンのクルマが目印でおなじみの、ドイツはライナー・トゥルービーがコンピレートしたアルバムシリーズの第1作目です。"A
Collection of Rare German Fusion Grooves With A Brazilian
Flavour"とあるように、難しく言うと、ブラジル音楽をドイツで解釈するとこうなる、ってことでしょうか。1994年に出ている作品なので、生音満載。最近の打ち込み中心なブラジリアンハウスとかにちょっと飽きてきた、なんてときは、ぜひどうぞ。アナログだと、なおさら心地よしです。
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Jazztronik/innerflight
アナログプレイヤーを買うと、やっぱりアナログで聴いてみたくなるというのが人の性ってもんではないでしょうか。HMVでうろうろして見つけました。昨年発売された"Bossa
Tres Jazz"で気になった Jazztronik です。やってくれました。イントロでは静かに、静かに、そっと音色を重ねてきたと思ったら………熱い、なんでこんなに熱いんでしょう。長い曲ですが、フロアで掛かったら速攻で身体が反応する指数、200%です。
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阿川泰子/Skindo le-le
J-WAVEでたまたま、"Murphy&Apollo"を聴いていたら、リクエストで掛かったのが、タイトルにもなっている「スキンドゥ・レ・レ」の大沢さん(Mondo
Grosso)のリミックス。なんと、大沢さんが初めて手掛けたリミックス作品だそうです。この曲、クラブ好きな人ならたいてい聴いたことがあるハズ。「ドゥレレ、ドゥララ!」という掛け声だけでもうノリノリです。93年と古いアルバムですが、今聴いても心地よさは全然遜色ありません。ちなみに、このアルバムの選曲は沖野修也氏ってことで、当然、ジャズやファンク、ブラジル満載です。時代を超えた名盤ってやつですね。
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Various Artists/Sound Color 3
以前、ESSAY にも書きましたが、名古屋パルコにてリニューアルオープンした"JUN
MEN GLOBAL SOTRE"には東京の代官山や新宿伊勢丹にある Bon.jour Record が関わっていて、実際に服や靴といったファッションアイテムだけでなく、音楽CDやアナログ盤も売っています。
これは、そこで手に入れたもの。僕がお店に入ってすかさず、馴染みの店員さんが「いやぁ〜どうもどうも。これ、聴いて下さいよ、絶対に気に入りますよ!」と超オススメして、服を見るまもなくいきなり試聴させてもらったわけですが…。
やられましたね。もう、しょっぱなから思わず泣けてくるストリングスにメロメロです。"More
Deep House Sensual Sounds"とあるように基本はハウスなのでノリノリではありますが、旋律はラテンやブラジルの哀愁、憧憬に満ち溢れています。
聴いていると、曲から曲へ、哀愁の渦に巻き込まれます。熱い真夏の海、地平線の向こうに紅く照りつける夕陽を見ながら佇んで、その場に溶けてしまいそう…そんな音楽をよくまあ、これだけセレクトして一枚にまとめたものです。素晴らしすぎます。
心の奥から込み上げてくる何かを感じながら、聴く一枚です。
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Various Artists/Break'n Bossa Chapter 3
イタリアはミラノ、スキーマレーベルから出ている、ジャズ、ボッサ、ブラジルの良さを融合させた素晴らしい楽曲をセレクトしたコンピレーションアルバム。毎回シンプルで、力は入ってなさそうけどハッとさせられるデザイン、これはイタリアの余裕とみるべきなんでしょうか。
今回はいわゆるカンカン系を中心に、ゆるいグルーヴとフロア向けの両方をちゃんと満たしてくれます。
前作は曲ごとに好き嫌いを感じることが多かったのですが、今回の参加アーティスト、Kyoto Jazz Massive
や Truby Trio、そしてNicola Conteを見てもわかるように、今回は全般的にすごくレベルが高いです。いわゆる「間違いなし」ってやつですね。
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MURO/PAN RHYTHM: Flight No.11154
前述の通り、今度のMUROはブラジルだということで、何か僕の琴線に触れるんじゃないかと思って買ってみたら、案の定、タイトルからして"PAN
RHYTYM"。通常のアルバムに、アナログシングルがついています。
タイトル名、どう考えても元ネタはパンナム航空ですが、今回はMURO機長率いるこの航空便で、ラテンワールドを中心に音楽とリズムの旅、心の旅をしましょう、というのがコンセプト。
Hip Hopだとか細かいジャンルにこだわることなく、ジャズやラテンに影響を受けた自身のエネルギーを思いっきり解放した楽曲群が心を震わせないわけがない!
特に、はっきりいえばジャズとブラジルをかなり取り入れてあって、ラストのほうではフリーソウルな楽曲も入っているので、ぜひ、僕のように
Hip Hop を毛嫌いしていた方に聴いてみて欲しいなあ。
MURO機長の PAN RHYTHM No:11154 、ときにはゆっくりと緑の茂るジャングルの上を飛行し、たまに乱気流に巻き込まれて戸惑いつつ、大きく広がる蒼い海の上空へ。MUROの音楽世界への心の旅をぜひ楽しんでみて下さい。
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MURO/El Carnaval
MUROがブラジルだって? とまあ、興味本位で買ってみたシングルなのですが、やられました。マジで熱い、熱いブラジリアンフレイバー、ラテンフライバーに溢れる曲が珠玉の選曲で詰め込まれています。心地よいし、歌詞の内容も血が熱くなります。特に、冒頭の男性ボーカルのコーラスとバックのストリングスが限りない哀愁を表現していて、泣きが入ります。
彼は Hip Hop のDJとして有名ですが、かの"PUNCH THE MONKEY! 3"でMUROがプロデュースした曲が素晴らしいジャズ、特にアルバム中、最高に素晴らしい曲だったので、すごく気になってました。そうしたら、業界内部用の新譜案内に「今度のMUROはブラジルです」なんて一文を発見!
実際、僕はもともと Hip Hop はほとんど好きじゃなくて、今回たまたま「ブラジル」の一言を見逃してなるものか、と入手したわけですが、こんなヒップホップの解釈もあるんだなぁ、音楽は本当に国境を越えているどころか、ジャンルの垣根なんて要らない、いかに心を潤し、魂を揺さぶり、聴く人を心地よくするかだけが基準なんだと再認識させられましたね。
しかも、Remixerには、あのTom & JoyceにColdcut!! これはきっと、ジャンルなんてどうでもいいだろ、気持ちいい音楽つくろうぜっていうことでしょう。
そういう意味で、このMUROのニューシングルが教えてくれたもの、「ジャンルに拘らないこと」は僕にとって大きな価値あるものだったと思います。ですので、Hip
Hopは苦手だけど…という方にはぜひ、オススメしたいのです。
もし、Hip Hopにかぶせられたラップが気に入らないという人は、インストゥルメンタルバージョンが入ってますので、こちらなら絶対に大丈夫です。
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MONDO GROSSO/MONDO GROSSO best
言わずもがな、MONDO GROSSOのフォーライフ時代のベストアルバムです。ですので、Realeysレーベルから出ているわけではないので、ジャケットも若野桂さんじゃないんですね。それはちょっと残念。直接大沢さんが選曲したわけではないそうですが、しかしながら、MONDO
GROSSOの名曲群をばっちりと押さえていて、曲順も流れがきちんと計算されていることを感じさせます。 ですので、最近ファンになった方への入門編としては実に完成度の高い内容だと思います。もちろん、昔からのファンの方々もツボをついた選曲で安心して楽しめる内容だと思います。
"Give Me A Reason""Slow It Down"といったミディアムなバラードナンバーのあたりが個人的にはお気に入りです。
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